1: 名無しのがるび 2021/06/03(木) 15:39:12.549
映画やドラマを観て「わかんなかった」という感想が増えた理由
2021.06.03
2021.06.03
状況やその人物の感情を1から10までセリフで説明する作品が、近年増えてきた。
そうした作品に慣れた視聴者は、セリフとして与えられる情報だけが物語の進行に関わっている、と思い込むようになる。
それゆえに、彼らの理屈はこうだ。「倍速でもセリフは聞こえている(もしくは字幕で読めている)んだから、ストーリーはわかる。問題ない」。
なんなら、人物が登場しなかったり、沈黙が続いたりするようなシーンは、1クリックで10秒ずつ、どんどん飛ばす。
本来、10秒間の沈黙という演出には、視聴者に無音の10秒間を体験させるという演出意図がある(はずだ)が、そんな作り手側の意図はお構いなしだ。
『ドラえもん』などのファミリーアニメ、『交響詩篇エウレカセブン』などのSFアニメほか、実写映画やドラマの脚本、ゲームシナリオなども手掛ける脚本家の佐藤大氏は、こう嘆く。
「口では相手のことを『嫌い』と言っているけど本当は好き、みたいな描写が、今は通じないんですよ」
(略)