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1: 名無しのがるび 2021/06/28(月) 22:03:33.87

2006年にデビューし、翌年第58回NHK紅白歌合戦に出場したシンガーソングライター、中村 中(なかむら・あたる)は、男児として生まれ、女性として生きているトランスジェンダーだ。
デビュー年にリリースしたセカンドシングル『友達の詩』の発売時に、トランスジェンダーであることを公表。

まだトランスジェンダーという呼び方が一般的ではなく、「性同一性障害」といわれていた頃だ。今よりももっと理解がなかった時代を経てきた中村は、「LGBT」「多様性」という言葉だけが盛り上がりを見せている現状に「違和感を覚えている」という。嵐のように過ぎ去っていった14年前の出来事を、今あらためて振り返る。

ドラマの挿入歌として中村自身が出演し、歌うなどし、話題を集めヒットした『友達の詩』。この曲は中村が15歳のときに初めて制作した曲で、実際に感じた恋をすることへの諦めを歌っている。

当時、性的マイノリティをカミングアウトする芸能人が珍しかったこともあってか、メディアから注目を集めた中村のもとには、『SONGS』『僕らの音楽』『中居正広の金曜日のスマたちへ』など、音楽番組やバラエティ番組などの出演依頼が相次いだ。そして、年末にはデビュー2年目でつかんだ紅白出場。

さぞうれしかったに違いない、と思いきや、意外にもそうではなかったという。

「自分のセクシュアリティを公表した後って、当然のようにセクシュアリティに関して聞かれるわけですよ。作った歌の背景を話すのは全然構わないんですけど、登場から人の容姿を評価するような発言とか『私の友達にもあなたみたいな人いるから大丈夫』と言われることもあって。何が大丈夫なのかわからないですし、大丈夫ではない前提があるんだなと感じました。バラエティ番組では『私、ニューハーフみたいって言われるんですよー』とか、直接『男女』みたいなことで笑いをとられることもあって。

セクシュアリティを公表すると、なぜか『なんでも言っていい』になっていったんですよね。人が傷つくかどうかとか、何の疑問もなくデリカシーのない質問やコメントをされる。そこが“うまみ”と思われているんだな、と。でも、自分で公表したことだし、いちいち傷ついてる自分の方がおかしいのかな? って。自分が甘いんだって思い込んでいて、地獄のような日々でした。

歌える機会があるのはうれしかったけれど、今思えば自分が間違って消費されていたんだなって。当時はそれに気づけませんでした。紅白が決まったと聞いたときは、そういったことに疲れ切って心が氏んでいたので、正直何も感じられない状態でした」

2006年12月31日の紅白のステージでは、歌う前に性同一性障害であることを紹介された。

「紅白歌合戦では、“紅組”で出場することになったんですけど、用意された衣装は赤いドレスにちょっとだけ白が入っているデザインで、正直、気持ち悪いなあって思っていました。どうして衣装で説明しなくてはいけないんだろう。
あの微量な『白』は、お前は男性だ、という意味だったのでしょうか。紅白の前にいくつかの番組で自分のセクシュアリティについて話していたこともあり、男児として生まれた人間が紅組で出るということがセンセーショナルだ、そういう注目のされ方を煽ったのだと思います」

性同一性障害であることの説明VTRが流れた後、スタッフが事前に書いてもらっていた「母親からの手紙」を、司会の中居正広氏が読み上げるという演出も大きな話題となった。

「手紙は、『あなたの思うように産んであげられなくて申し訳ない。あなたの生きたいように生きられない柵(しがらみ)の中にずっといさせてしまって申し訳ない』というような内容でした。

あとで聞いた話で、当時のマネージャーが母に連絡して手紙を書かせたらしいのですが、人の気持ちを想像出来ない人という印象だったので、そんな人がどんな言葉で母に手紙を書かせたのか、今考えるだけでもゾッとします。もう何から何まで失礼というか……」

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/84549?media=frau

2: 名無しのがるび 2021/06/28(月) 22:03:53.68
断れや

9: 名無しのがるび 2021/06/28(月) 22:04:44.23
糞懐かしい


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